刀剣へ仮託する四方山話

刀剣乱舞について徒然なるままに。

【ネタバレ】幕末天狼傳の感想(芝居)

刀ミュ「幕末天狼傳」の東京公演が終わりますた。

9/29と10/5と10/10に観てきた記録とか⊂二( ^ω^)二⊃

 

あ、ネタバレ全開です。なるべくまとめて書くようにしてますが、ネタがあっちこっち飛びます。感想というか雑感。新選組と絡めた話と堀川君の話が多めです。

 

大学時代〜大河ドラマ新選組!」が終わってしばらくは新撰組ヲタクだったので、先週見切れ席で観た時も、5日に友人と観た時も、10日に当日引換券で観た時もぼろぼろ泣きました。

沖田さんの喀血と近藤さんの斬首はまじ泣くってば…

 

日野・京都・千駄ヶ谷・板橋ってやってくれて…

 

衣装も稽古着→隊服→療養・武士→洋装・白の着物と見れて…

 

もうね。ほんとね。

京都時代とか函館がピックアップされることが多いけれど、八王子という江戸の片田舎である日野時代があってなんぼの新選組だから!近藤、土方、沖田の3人が試衛館で出会って、兄弟のように育ち、浪士隊の募集があってなんぼだから!

というのを少ない時間でも描いてくれたから、より千駄ヶ谷や板橋での別れが際立ったんだよね。これで、会津と函館が含まれていたら私、aiiaに墓を建ててたわ。

 

千駄ヶ谷での「またな」、板橋での「またな」 、そして刀ミュでは描かれていないけれどきっと函館で土方さんが刀を託した市村鉄之介へ言ったであろう「またな」は決してもう今生では五体満足な形で会えないと分かっていての言葉なので泪なしでは聞いていられません。

 

そういえば、日野のシーンでの木刀は天然理心流の物で多分決まりじゃないかな。出稽古とか用の鍔ありの少し細身で色の濃いやつ。

http://www.tombodo.com/koubou/bokutou-koryu.htm

http://www.geocities.jp/ksskk546/page123.html

http://tourabusaniwa.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

(天然理心流は普段から重くて長いのを振って稽古をしていれば実戦でも戦いやすいよね、て考えらしい。ので、木刀がでかいのです。)

 

そして、ネタバレありって書いてもあのラストは文字にするのも悲しい。近藤さんは何をどこまで察していたんだろう…それとも、何も気づいていなくて、それでも「時代の流れ」というものだけを察して、介錯を頼んだんだろうか…

 

(洋装の土方さんが見れて、超絶テンション上がったけど、あの服装の時は髪の毛は下ろそうよぉぉぉぉ…!そこだけ!あのシーンでそこだけが!心残りで!)

 

6日からhcskさんがあの役割を担える可能性を必死に調べてた。ngsnさんでもいいんだけど。

 

 

 

 

て調べて考えていると、板橋でokt君に殺されちゃったのは横倉さん?

という6日からの疑問を踏まえて、10日のマチネを観てたんだけど、介錯役で立っていた2人のうち、上手側の人の刀をオペラグラスで観たけど普通の太刀だった。下手側の人は薙刀しか持ってなかった。階段を登る前に近藤さんから短い刀を受け取る振りもなかった。

 

てぇことは、横倉さんや仁王清綱はどこへwwwww

あーん、あの舞台、歴史改変されてるwwwww

 

流れだけはhcskさんが戻したし、大きな流れの中で刀の種類なんて歴史解釈のうちになっちゃうかもしれないけど、実際の刀が残ってるのにー!

 

という新選組的な感想。

 

新選組ヲタクとしては土方さん推し(本当の本命は斉藤さんだけど今回出てないから…)なので、推しは兼さんか堀川になるかなぁと思いながら観てたら、土方さんが生き残っちゃうおかげで、この2人も若干話の本筋に関われていないというか、苦悩する箇所がない訳じゃないけど、切ないパートがない…!という、非常に勿体ない扱いでござった。仲介役とかお膳立てとか仲を取り持つとかばっかり…!

 

でも、本筋に関われなくても、ぴょこぴょこする小越国広は天使だった。

蜂須賀さんに「元の主とは?」と問いかけられた国広が「理由の在処」ってタイトルで熱唱するとこが今回の芝居で一番好きな歌。新選組ヲタクとしてもあの曲の歌詞は泣くしかなかった。

兼さんを追っかける時に飛行機ぷーんって感じで下手に去って行くとこまじ可愛すぎて震えた。

「伏見の酒」ってラベルの貼られた酒をこっそり取り出す堀川君も天使だった。

殺陣で「闇討ち暗殺お手の物♥️」って敵の首を落とすとこの小悪魔のような微笑みも素敵だった。

新選組に潜入している安定からの報告を受け取った後、「どろん」って感じで忍者風に手を組むおごたんもしびれた。

 

という感じで、秋の刀ミュは小越君の堀川国広を推します。

 

以前書いたけど歌がうまい人が好きな私としては、小越君、ダントツで上手かったもん。推すしかないわ…(まぁ、テニミュリョーマを3年近くやってられるくらいだものね。当然だよね。) 

後、歌だけでなく殺陣も1人動きが超軽快すぎて異次元だったwww衣装が動きやすいというのも勿論あるけど、剣じゃなくてラケットの幻が見えたの私だけかなwww動けすぎて振りが多かったような気もするwww格好可愛いから勝手に許しちゃうけど、増やしちゃダメwww

 

清光の佐藤君と安定の鳥越君もさすがの経験値で歌える、踊れる、お芝居できるという感じでちびっこ3人の安定感が好きでした。10日は佐藤清光の喉がちょっとやばかった?かもしれない。でも、充分に聴けました。

 

沖田さん役の方の剣技が凄かった。

所属会社とかTwitter見てみたら、中国武術とかまで練習されてる方のようで…

人間組3人の中でも一番強い、努力できる天才、というのを違和感なく演じてらっしゃった。血糊の付け方も上手かったw

 

二部のライブとかまだ感想としてまとまっていない安定、清光、兼さんなどは別記事にします。

 

そうそう、一行だけ腐った感想を書くなら「刀ミュでは兼堀じゃなくて堀兼だった。」

 

以上。

 

ちょっと批判的な感想。

きんきらきんの人と腹筋の人が好きな人は読まない方がいいかな。

 

後、ほんとさ、そこだけにお金かかってる訳じゃないけど、なんであの歌唱力でお金を取っていいと思えるの?オーディションでコールユーブンゲンの歌唱とか歌審査ないの??ミュージカルなのに???

 

うん。kt兄弟な。

 

特にhcskさん。

 

せっかくのいいシーンでもあの「お歌」で集中力も感情もストーリーの流れも全てぶち壊していく凄まじさ…そして、台詞もかなり棒読みじゃない?他のメンバーは3回ほど観て「前回と同じ」ってのは思わなかったけどhcskさんはほとんど同じだと感じた。どっかで見かけた感想で「ダンスが省エネ」ってあったけどマジそれな。

 

ngsnさんもいい勝負かな。

 

この2人でのデュエットのとことか極力意識も鼓膜も閉じてたわ。29日→5日→10日と聴いていて、ngsnさんはほんっの少しずつはよくなっていた…かもしれない…けど、8800円を全部出していいかと思えるかというととても厳しい。

 

東京凱旋公演の時には聴けるようになっていることを切に願います。